カテゴリー別アーカイブ: Designer’s Diary

このワクワクを届けよう。

自分の中で、感情が花を咲かせる瞬間を感じられる様になってくると、

私がやるべき事はこの感覚を周りに起こしていくことなんだと思うようになりました。

基本は、私の持つワクワクした気持ちを伝染させること。

それにプラスして、その人の身体の中のどの部分に向かってお話しをするかという感覚を大切にしています。

私の想いが育ちやすい環境を相手の中から見つけて、そっと1つだけ種を置く感覚です。

代官山や日本橋、名古屋等で私がお客様とお話しをする事がなにより大切なのは、この種を一人ずつに届けるため。

そして皆様に持ち帰って頂いた私の想いは大切に育てて頂き、

最近では私の知らない場所で新たな花が咲いている事を知る事も増えて、とても感激しています。

 

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お家の中の一点物

今まで一つひとつ製品を作っていた私にとって、工場で量産をお願いする事はとっても大変です。

 

生地一枚ずつの個性を手で触って感じながら、生地の伸び方によって縫い始めを微妙に調整していたことを、一つずつ品番を付けて平均的なことをデータにまとめないといけません。

データにすると10本も1000本も生産するのは同じだということです。

そして、仕上がりは同じ物。

「一点物」は効率が悪い事と生産単価が上がってしまうという事で、ある程度の数は同じ様に作らないといけないのですが、

こういう作業をしていると、お家の中で毎日作っているご飯にだって世の中には価値がある事を改めて感じます。

お家の中で毎日やっていることの中に、まだまだ世の中にとって驚きになる様な豊かさがあるんじゃないかと

そう日々感じます。

 

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『産みの苦しみ』

ミシンをかける作業が続くとぼんやりと色々な事を考えています。

ふと、

『なんであの人の言葉は自分の痛みに優しく触れるんだろう』

そう思った時、私がかつて陣痛室で助産師さんに触れてもらった手のひらを思い出しました。

 

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3回経験したお産を思い出してみると

出産で一番大変だったのは分娩台に上がる前の「陣痛室」での時間。

子宮口が全開になるまで陣痛の進み具合に合わせて楽な体勢を探しつつ、

決して痛みに逆らわず、力を抜いて、激痛を受け入れては身体をすり抜けさせていく事を数分毎に、長時間。

はじめてのお産のときは分娩台に上がるまで丸2日かかり、希望を感じつつも悔しくて泣ける程のつらい時間に、もうこのまま産まれないんじゃないかと思ったほどでした。

 

私はふと、「産みの苦しみ」の本質ってこれなんじゃないかと思ったのです。

新しい事を始めようと覚悟を決めた途端、周囲からのネガティブな感情は目に見えるように感じたし、

それゆえに自分の豊さを守るためには孤独を選ぶことが必要で。

SAKURAカメラスリングの準備段階で何より大切にしていたのは、自分の心に傷を負わない様に一時的に感じた痛みを身体の中をすり抜けさせるように流していくことでした。

新しい道を作っていく事は覚悟の連続だから、「今はとっても大切な時間の中にいる」と自分に言い聞かせていた日々を思うと、毎日ひたすらミシンをかけることが出来る様になった今の私は充実していて。

しっかり養った力を全身に漲らせて精一杯産み出すことが許された今は、喜びそのものなのだと確信しています。

 

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そして

陣痛で苦しんでいる時、助産師さんがたまに「大丈夫?」と顔をのぞきに来てくれて、痛む場所に手を当ててくれて一緒に陣痛を乗り越えてくれることがなにより心強かったことを思うと、

「産みの苦しみ」を感じている時に必要なのは、専門的知識を持つ助産師さんの様な存在だと思うんです。

同じ様な道のりを、同じ様な志を持って歩んだことがある人だからこそ、私の中にある痛んだ場所に温かい手を添えてくれる様な言葉を届けてくれるんだなと

 

そう気がついたのでした。

 

 

 

写真との出逢い。

本当は私、『写真は絶対やらない!』と決めていました。

写真には決められたルールがあって、ちゃんと勉強した人だけにしかわからない世界のものだと思っていました。

 

私の父は昔から写真を撮る人で、学生の頃からよく作品を見せてもらっていました。

父の作品には独特の強さがあり、心が動くような素敵な写真があるのですが、大抵の写真が父いわく、『NG写真』とのこと。

『構図がなってない』『露出が合ってない』『ピントが甘い』『何が言いたいのかわからない』等々、私がいいと思った写真は、写真サークルの先生には認めてもらえないというボツ作品。

私が好きな感覚が、写真の世界ではダメなものだから、

『私には写真は向いていない』と思っていました。

だから同じ保育園のパパ友・写真家の安達ロベルトさんとお話しをするようになり、素敵な作品を拝見するようになっても『写真をやりたいとは絶対言わない!』と、かたくなに思っていたことを今もはっきり覚えているほどの私でしたが。

フラッと立ち寄った本屋さんで長島有里枝さんの『SWISS』(写真集)を読んだ後、「長島有里枝さんの様にフィルムで写真を撮ってみますか?」と安達ロベルトさんに言われた事がきっかけで、写真を始めることになりました。

2012年秋、『これはどこに持っていっても恥ずかしくないカメラだよ』と父から借りたCONTAX T3というフィルムカメラを毎日持ち始めたのが写真との出会いです。

写真をはじめてからのことは、

またこれからゆっくり記していきます。

 

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【御礼】ご紹介致します。

さて、
ブログがスタートしたところで、
弊社のこのサイトを立ち上げるにあたり、
ご尽力いただいた方々のご紹介をさせていただきます。

まずは、この素敵なデザインのサイトを制作してくださった鈴木ようこさん。
タイトなスケジュールにも関わらず、私たちのポリシーやストーリーをじっくり聞いてくださり、
丁寧に丁寧に、私たちのイメージ通りのサイトに仕上げてくださいました。

鈴木ようこさんのオフィスはこちらです。
サイトデザインの他、ロゴデザイン、パンフレットデザインなどもされていらっしゃいます。
【design office Tiramisu】
http://tirami-su.com/

弊社のロゴ、サクラカメラスリングのロゴなどをデザインしてくださったのは菊池美範さん。
菊池さんはサクラカメラスリングの初期の初期からスリングを愛用してくださっている方のお一人でもあります。
憧れの写真家の方々の写真集のディレクションをされている菊池さんに弊社のデザインに携わって頂くことは憧れでありとても光栄なことです。

グラフィックデザインなどの他、書籍出版もされていらしゃいます。

アートディレクター 菊池美範さん
【株式会社エイアールディー】
http://ard-inc.co.jp

そしてサクラカメラスリングの商品撮影をしてくださった猪瀬祥希さん。
愛あるカメラマン!
サクラカメラスリングに愛情をたくさん注いで、どのスリングもその魅力を最大限に引き出して写してくださいました。
ワクワクが止まらないフォトグラファーです。

猪瀬祥希さん
【INOSENSOR】
https://inosensor.com/

このような素敵な方々に支えられてウェブサイトが出来上がりました。

皆さま、本当にありがとうございました。
感謝申し上げます。

このほか、お写真を提供してくださった方々、
カメラをお貸しくださった方、
ご協力心より感謝申し上げます。

重ねて
ありがとうございました。

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ベビースリングとの出逢い。

私が母親になったのは12年前。

介護福祉士として働いていた私は「お世話をする」という経験を既にしていたので、布おむつを用意したり、手編みのブランケットを作ったりと、はじめての子育てを出来る限りのことをやろうと日々意気込んでいたのを覚えています。

そんな中、母親学級で仲良くなったママ友から「ベビースリング」を教えてもらい、感銘を受けました。

大きな生地にリングが付いているだけのシンプルなベビースリングは、かさばらない、広げたらひざ掛けになる、日差しが強い時には幌にすることができて、汚れたら洗濯が出来て、乾くのも早い。

そしてなにより、幅広の生地で子ども重さを分散させて身体に負担が少なく長時間抱っこが出来る。

お出かけに大きな風呂敷を持っていく感覚は、出先で応用が利き、使用感も良く、私は毎日ベビースリングを使う様になりました。

 

長男を出産した頃はベビースリングが出始めの頃だったので、町中や、電車の中などで、

「それ、なんですか?」「それ、どうなってるんですか?」

とよく声をかけられ、その場で使い方など説明をしました。

 

今でも、子育てに何がいいか聞かれたら一番にベビースリングを薦めるほど、「これがなかったら子育て出来なかった!」と3人の子育てを助けてもらった偉大な物です。

SAKURAカメラスリングはそんな私の経験から生まれました。

 

 

あれから時は経ち、長男は中学生。

「部活?たのしいよ」という声は少し前よりも低くなって、背中がより一層旦那に似てきたのを微笑ましく思いつつ、

大変だなんて感じる余裕さえなかった日々が今に繋がっている事を、ほんのり身体の奥で温かく感じています。

 

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(ほんとは毎日が)挑戦。

『戦い言葉』は使わないようにしてるけど、

どうしてもこんな朝は自分に渇をいれる。

 

この仕事をするようになって、本当にこの世の中は戦略、参戦、勝った、負けたと耳にして、

私の周りではたくさんの戦いが繰り広げられていることを感じています。

 

私は戦いを挑むほど強くも大きくもないので武器は持たずに等身大でやろうと心に決めてますが、

それでもどうしても逃げたくなるような自分の心にはビシッと

『挑戦しておいで』

といい聞かせます。

もっと私が人の中に進んでいくのが得意だったら。と思うけど、そんな私だったら写真は撮ってないんだろう。

最近は勇気を使ってばかりだけど、それでしか未来は作れない。

 

日本橋三越での催事3回目の初日。

 

いってきます!

 

はじめまして、杉山さくらです。

サクラカメラスリングを既に知ってくださっている方も、

はじめてこの製品を知ってくださった方も。

 

改めまして、杉山さくらと申します。

 

 

私はストールタイプのカメラストラップ、『サクラカメラスリング』を2014年4月頃発案しました。

 

『元々こういうお仕事をされていたのですか?』

と聞かれることが多いのですが、

私は保育士として保育園や託児所などで働いてきました。

介護福祉士と保育士、幼稚園教諭の資格を持ち、普段は小3、小5、中1の子ども達に『かあちゃん!』と呼ばれている3人の母親です。

 

私が写真を始めたのは、子どもたちが一人でも歩けるようになり、子育てから少し手が離れた事を感じるようになった3年半前。

CONTAX T3から写真を始め、半年後にはLEICA R6.2のユーザーになり、毎日カメラを持つようになったことから「カメラスリング(サクラカメラスリング)」の発案に至りました。

サクラカメラスリングがストール状なのは、子育ての毎日に『ベビースリング』を愛用しており

『重たいものは幅広の生地で楽に持つことができる』

という母親としての経験が元になっています。

 

 

信頼できるカメラと出会って、写真を撮るようになると心の動くものにだけピントを合わせて、シャッターを切るようになりました。

 

毎日それを繰り返していると、

自分のことがよくわかる様になりました。

 

そんな毎日が力になり、自信になり、

起業家としての私に繋がっていきました。

写真の力って、本当に凄いなぁと改めて感じています。

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短期間で現状に至り、動きながら全てを学んでいる為まだまだ自覚の足りない私ですが、

『自分の足跡をしっかり残していきなさい』と尊敬する方から声をかけていただいたことを胸に、

目の前の事に迷った時はカメラを持って、シャッターを切るように生き方を積み重ねていく日々を、このブログに少しずつ記していきたいと思っています。

 

写真の世界で生きているたくさんの人達に、

少しでもお力になれるような製品を目指して。

 

サクラカメラスリングをはじめとするサクラスリングブランドの製品共々、

これからの私達をどうぞよろしくお願いいたします。

 

株式会社Sakura Sling project

代表取締役社長 杉山さくら