カテゴリー別アーカイブ: カメラスリング誕生秘話

「カメラスリング商品化ストーリー」が記事になりました!

日経スタイルさんでカメラスリング発案した経緯とどうして商品化しようと思ったのか、商品化までの開発ストーリー、今後の展望などお話ししています。

記事はこちら

 

杉山さくら

私が愛用していたベビースリング

15036239_1114020412051384_533263225072068437_n

今は実家にある私がかつて使用していたベビースリングです。

ママ友の一人が「これいいよ!」って使っていたのを参考に自作したものでした。

今は子育て真っ最中の妹達に使ってもらっています。

ベビースリングを持っていると赤ちゃん抱っこがとても楽だし、寒い時には羽織れて、暑い時には日よけにして。

そして汚れたら洗濯ができる。

お出かけ先にストールや風呂敷が一枚あると便利、ということが自然と叶うので私の子育てにはベビースリングが手離せませんでした。

こんなに優しい生地が重たい赤ちゃんを毎日抱っこしていても大丈夫で、気分に合わせてデザインは生地の数だけある、という楽しさを私は子育て経験から得ていて、子どもが大きくなってから写真を始めて今のカメラスリングに繋がります。

限られた家計の中で、家族のためにいいもので楽に楽しくどんな毎日を過ごせるか。

社会から突然切り離されたような日々の中で、子どもと過ごした経験は時に寂しくもあり、とても豊かであった事を今改めて感じています。

15078757_1114025325384226_7140352594584697651_n-3

 

SAKURAカメラスリングのこだわり【縫製と生地編】

【縫製はyoutube で学ぶ!】

職歴は保育士と介護福祉士の経験しか持っていない私は、ミシンのスキルは家庭科で習った知識と、子どもの通園バッグを作るくらいの経験しかありませんでした。

カメラスリングを商品化しようと思ってからは縫製を学ぶ時間もなかったので、生地の裁断の仕方、糸調子の合わせ方、シフォン生地の縫い方などはyoutubeやyahooの知恵袋などで必要なことだけを学びました。

本当は仕様書を書いて工場で生産してもらうはずだったのですが、なかなか伝わらなくて。

今までになかったものを誰かに伝えるには本当に大変で、これは一つでも自分で作って見てもらうしかないんだということに気がつき・・・

結局、ミシンを買い足し、夜な夜な自分で作ってはボツ・・作ってはボツ・・・を繰り返してカメラスリングの形状を生み出し、ある程度の形ができるようになってきた頃には製造できるくらいのスキルが備わっていました。

【生地は強度と使用感を大切に】

SAKURAカメラスリング基本モデルには日本製のポリエステル100%を使用しています。

生地のことは、スタイリストのママ友や、デザイナーのママ友などから教えてもらってどんなものがいいかを知りました。

ポリエステルは生地の中でも強度があり、摩擦熱にも強く、色落ちの心配がないということ。また発色がいいので私が目指した鮮やかな色合いが叶いやすい。ストールほどの薄手の生地でもカメラを支えられるストラップになるようにしています。

カメラスリングに使用している生地は主にアパレルの世界でお洋服になるような生地を使用しているので、デザインとしても面白いものが多く、皆様に選んでいただいている要素の一つになっているんじゃないかなと思っています。

洗える製品にする!強度がある!というのは何より大切にしているので、生地選びの際にはちゃんと触って確かめてから製品にしています。

カメラスリングで使用する薄手のポリエステルの生地は縫製が大変で、工場での量産にかなり苦労しました。。。

カメラスリングは一度にたくさん作れる商品ではなく、ひとつずつ大切に作っているので、ご縁があったらぜひカメラと同じようなお気持ちでカメラスリングも使っていただけたらとても嬉しいです!

今生地はどんどん進化していると聞いています。

シルクやコットンでもカメラストラップとしてふさわしいものがあればどんどん挑戦していきたいと思います!

写真との出逢い。

本当は私、『写真は絶対やらない!』と決めていました。

写真には決められたルールがあって、ちゃんと勉強した人だけにしかわからない世界のものだと思っていました。

 

私の父は昔から写真を撮る人で、学生の頃からよく作品を見せてもらっていました。

父の作品には独特の強さがあり、心が動くような素敵な写真があるのですが、大抵の写真が父いわく、『NG写真』とのこと。

『構図がなってない』『露出が合ってない』『ピントが甘い』『何が言いたいのかわからない』等々、私がいいと思った写真は、写真サークルの先生には認めてもらえないというボツ作品。

私が好きな感覚が、写真の世界ではダメなものだから、

『私には写真は向いていない』と思っていました。

だから同じ保育園のパパ友・写真家の安達ロベルトさんとお話しをするようになり、素敵な作品を拝見するようになっても『写真をやりたいとは絶対言わない!』と、かたくなに思っていたことを今もはっきり覚えているほどの私でしたが。

フラッと立ち寄った本屋さんで長島有里枝さんの『SWISS』(写真集)を読んだ後、「長島有里枝さんの様にフィルムで写真を撮ってみますか?」と安達ロベルトさんに言われた事がきっかけで、写真を始めることになりました。

2012年秋、『これはどこに持っていっても恥ずかしくないカメラだよ』と父から借りたCONTAX T3というフィルムカメラを毎日持ち始めたのが写真との出会いです。

写真をはじめてからのことは、

またこれからゆっくり記していきます。

 

313954_299755200144580_469212751_n

ベビースリングとの出逢い。

私が母親になったのは12年前。

介護福祉士として働いていた私は「お世話をする」という経験を既にしていたので、布おむつを用意したり、手編みのブランケットを作ったりと、はじめての子育てを出来る限りのことをやろうと日々意気込んでいたのを覚えています。

そんな中、母親学級で仲良くなったママ友から「ベビースリング」を教えてもらい、感銘を受けました。

大きな生地にリングが付いているだけのシンプルなベビースリングは、かさばらない、広げたらひざ掛けになる、日差しが強い時には幌にすることができて、汚れたら洗濯が出来て、乾くのも早い。

そしてなにより、幅広の生地で子ども重さを分散させて身体に負担が少なく長時間抱っこが出来る。

お出かけに大きな風呂敷を持っていく感覚は、出先で応用が利き、使用感も良く、私は毎日ベビースリングを使う様になりました。

 

長男を出産した頃はベビースリングが出始めの頃だったので、町中や、電車の中などで、

「それ、なんですか?」「それ、どうなってるんですか?」

とよく声をかけられ、その場で使い方など説明をしました。

 

今でも、子育てに何がいいか聞かれたら一番にベビースリングを薦めるほど、「これがなかったら子育て出来なかった!」と3人の子育てを助けてもらった偉大な物です。

SAKURAカメラスリングはそんな私の経験から生まれました。

 

 

あれから時は経ち、長男は中学生。

「部活?たのしいよ」という声は少し前よりも低くなって、背中がより一層旦那に似てきたのを微笑ましく思いつつ、

大変だなんて感じる余裕さえなかった日々が今に繋がっている事を、ほんのり身体の奥で温かく感じています。

 

1495444_476258665827565_388484614_n